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千葉の名山 -後篇-

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山の素晴らしさは高さではない。登山道の楽しさやそこから見える風景だ。
楽しい要素はたくさんあるが、交通アクセスに少々難があるだろうか。




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まさかの神奈川県横浜市"京浜急行電鉄本線横浜駅"からスタートした登山記録
東京湾フェリーを利用して、千葉県富津市にある"乾坤山(鋸山)"へ。
ちょうど"安房の国""上総の国"を分ける位置にある、観光でも有名な山。
 
後篇では"房州石"の採掘で栄えた鋸山の今の姿をお届けしたい。
そして当然、登山で訪れたので下山するところまでしっかりとレポートする。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
"東京湾を望む展望台"から望む。手前には金谷集落と東京湾フェリー金谷港
"JR内房線浜金谷駅"の全貌も上からしっかりと確認することが出来る。
東京湾を挟んで奥には三浦半島。相対する港は久里浜港となる。
 
さらに奥には富士山の姿も確認。丹沢の山や奥秩父山塊も様子もしっかりと。
デジタル一眼レフカメラをここからは使用して、しっかりと高画質に残す。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
南房総方面を眺めると安房郡鋸南町保田方面。そして"富山"(とみさん)の姿。
房総丘陵というぐらいなので、低い山が幾重にも連なっている房総半島。
千葉の名山"伊豆ヶ岳"(標高337m)の記事も過去に紹介している。
 
神奈川県には丹沢山地、埼玉県には奥秩父、東京都には奥多摩といった登山の名所。
茨城県も日本百名山"筑波山"があり、近隣の都県には登山の名所が多い。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
石切場跡方面へハイキングコースを進むと、やがて鋸山の名所が見えてくる。
途中から"鋸山日本寺"の境内に入ることになるので、参拝料が必要となる。
しっかり北口管理所という小屋があり、参拝料を徴収される。
 
鋸山日本寺に関しては、"鋸山日本寺公式ページ"(外部リンク)を参考にされたい。
どちらにせよ山頂エリアを散策するのであれば、境内に入らざるを得ない。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
"石切場跡"に到着。何やら過去に使用した機器が朽ちた状態で存置されている。
房州石においては、昭和30年代から機械を使用しての採石を始める。
江戸時代から始まった房州石の切り出し。それまで手作業だった訳だ。
 
総元締めと呼ばれていた有力な業者は"芳家石材店"という業者。
興味深い内容が記されたウェブサイト(鋸山/外部リンク)も紹介しておこう。
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私もしっかりと"鋸山"の風景を記録。一生懸命にシャッターを切った。
すぐ来れそうでなかなか来れない場所。交通アクセスに難のある内房エリア。
そう思うといつも以上に写真に力が入ってしまうものである。
 
アクアライン連絡バスなどの停留所が近くにあれば、もっとアクセスが良くなるか。
今のところ東京湾フェリーまたはJR内房線で無難にアクセスするしかない。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
ここが"石切場跡"だ。当時広角レンズを持っていなかったので全貌は写せず。
このレンズでは広角端18mm、35mm判換算27mm相当となる。
やはり今所有している"広角端12mm"は最強である。
 
モデルを雇って撮影をしていたのだろうか、女性が写り込んでいる。
撮影者との意思疎通はもはや携帯電話を使った方が良いのではないかという距離感。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
決して彼女は私の同行者ではない。下に降りても撮影を続けていた。
集会所のような広場"石切場跡"。地元活性化のコンサートにも使用された。
再び訪れて写真を撮影したいと思うほどの迫力があった。
 
既に10年以上前の話になり、私の写真の技術も未熟だったと思う。
今だったら、もっと良い写真をたくさん撮れるだろうと。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
"鋸山日本寺"境内に入り、こちらは有名な"地獄のぞき"と呼ばれる場所。
石材として切り出された結果、このような斧のような形となり先端には展望台。
先端に傾斜があるので、立ち入ってみると思っている以上にスリルが。
 
背景には見渡す限りの房総丘陵。東京近郊の千葉県を知っている人間には別世界。
半分千葉県出身の私からすると、これが千葉県の良い所でもある。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
"地獄のぞき"の展望台から前を見ると遠景には東京湾越しの富士山が見える。
風景とは関係のない話だが、昔使っていたキヤノンのカメラ。
現在使っているソニーのカメラに較べて、やはり色合いがコッテリしている気が。
 
所有レンズはキットレンズに加えて、撒き餌レンズの"50mm F1.8"タムロンレンズ
逆を言えば本格的に始まる前にたくさんレンズを購入しなくて良かったと思う。
 
カメラ 40代
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
"鋸山日本寺"というぐらいなので、もちろん寺院らしい設備もしっかり存在。
こちらには"日本寺大仏"という岩を彫刻してつくられた石仏がある。
磨崖仏(まがいぶつ=岸壁に彫刻した仏像)としては、日本一の大きさを誇る。
 
高さ31mだが、創建当初は37m。長年の風雨で風化して1度修復を経た。
その際に彫り直した分、6m小さくなった。それでも現在でも日本一の大きさ。
正確な名前は"薬師瑠璃光如来"で鎌倉大仏の約2倍のサイズ。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
他にも約21年の歳月をかけて彫ったとされる"五百羅漢像(千五百羅漢)"も。
1779年から1798年あたりまで石工とその門弟27人によって彫られた。
テレビCMで有名な川越大師・喜多院(埼玉県川越市)にも五百羅漢がある。
 
"日本三大五百羅漢"には入らずとも約1553体の石仏がこの地で作られた。
ゆっくり境内を眺めながら、表参道(JR内房線保田駅)方面から下山。
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Canon EOS-7D + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
山を下りてくると一気に漁業の町の雰囲気を感じたり。長閑な散歩道。
"JR内房線保田駅"まで舗装されていない道をゆっくりと進む。
前の記事で述べた"裏鋸"登山道は、"関東ふれあいの道 東京湾を望むみち"に指定。
 
せっかく南房総まで来たので、美味しいものを食べて帰宅しようと考えていた。
既にこのブログでは紹介済みだが、"保田漁協直営 ばんや"で遅めのランチ。
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CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR200
"保田漁協直営食事処ばんや"にて、"鯵のなめろう定食"をガッツリいただく。
千葉県房総半島と言えば、新鮮な魚を使ったなめろうが有名だ。
そして南房総方面では、そのなめろうを使用した"おらが丼"がご当地グルメ。
 
しっかり動いてしっかり食べて、あとは電車に揺られてしっかり寝るだけか。
帰りはJR内房線保田駅から大人しく鉄道で帰宅する事とする。
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ホームは11両編成まで対応、臨時特急の停車駅"JR内房線保田駅"
主に行楽期に運転される"新宿さざなみ号"や臨時運転の"さざなみ号"が停車。
それでも11両編成は過剰だ。現在は長くても9両編成となる。
 
この時期は特急列車の運転も無く、千葉駅で乗り換えが必要となる普通列車。
ゆっくり帰宅しよう。久しぶりに過去の登山記事をお届けした。

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by alpha2024 | 2025-04-02 08:52 | 登山写真

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