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千葉の名山 -前篇-

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47都道府県で一番山に恵まれていない"千葉県"の名山と言えば。
今回は標高が東京タワーぐらいの高さである"乾坤山"を紹介。




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2013年1月の登山。この頃は気軽にホイホイと山登りに出掛けていた頃だ。
既に12年も経っており、そう考えてみると私も立派なオジサンになる訳である。
登山好きにとっては47都道府県で一番恵まれていないと言われている千葉県。
 
最高峰は房総丘陵の"愛宕山"(標高408m)航空自衛隊峯岡山分屯基地の中にある。
事前に申請が必要で自由に登山できる山ではない。千葉の山って乏しい。
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千葉県の山に向かうのに何故か神奈川県横浜市からスタートという謎。
まだ"パタパタ"が現役だった頃の"京浜急行電鉄本線横浜駅"のホーム。
写真を見返すと歴史を感じる事が多々ある。そんな深い歴史でもないが。
 
前後の写真を見てみると、この頃は"SONY α NEX-7"を使用していた時期。
それでもカシオ製コンデジを使用。まだミラーレスを信用していなかった。
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こちらも既に引退済みの車両。乗車する1本前を走る普通電車が入線。
"ダルマ"と呼ばれていた"京浜急行電鉄800形通勤形電車"
本当に何気ない記録が歴史を感じさせる。引退して既に6年が経過。
 
あとから追いかける特急電車に乗り"京浜急行電鉄久里浜線京急久里浜駅"へ。
さらにそこから路線バスに乗り換えて。千葉県の山を登る人間のルートか。
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京浜急行バスに乗って到着したのは、千葉県へ向かう"東京湾フェリー久里浜港"
金谷港と久里浜港を結ぶ"東京湾フェリー"自体は、このブログでも2回ほど紹介。
 
朝のフェリー便は混雑こそしないが、やはりここは千葉県に向かう便。
ゴルフ客を乗せて神奈川県を出発。休日になれば登山客も乗り込むのだろうか。
東京湾アクアラインを利用するか、東京湾フェリーを利用するか。
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手間はかかるのだが、アクアライン高速バスは金谷港近辺に停留所が無い。
他には"JR内房線"という選択肢もあるが、到達時間が遅過ぎる。
帰宅に使うなら良いが、朝は早く目的地について登山がしたい。
 
久里浜港で朝陽を浴びて出港の時間を待つ"東京湾フェリー"
鉄道駅からもう少し近ければ。本数も不便ではない(公式/外部リンク)。
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"JR内房線特急新宿さざなみ号"(土休日臨時運行)で新宿から約2時間。
臨時列車及び運転本数も1便または2便なので、列車の使い勝手は非常に悪い。
 
こちらは定期運航(運行ダイヤ注意)で1時間に1便運航の東京湾フェリー。
JR内房線浜金谷駅に程近い"東京湾フェリー金谷港"に到着。富士山がこんにちは。
少し旅気分にも浸れるし、この移動手段はオススメだと思う。
 
カメラ 40代
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"東京湾フェリー金谷港"から登山道までは徒歩での移動が可能な距離。
金谷の集落を歩いていくと金谷川に出る。ここから"車力道"というルートで登る。
既にのんびりした風景にまったり気分。登山もさほどハードではない。
 
朝早くの出発にしたので、下山後の観光も楽しみたいと思いつつ。
どんな山に登るにしても気持ちに余裕は必要。登山計画も余裕を持ちましょう。
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富津館山道路をくぐると目の前には要塞が立ちはだかる様な風景が。
あれこそが千葉の名山"鋸山"。正式な名称は"乾坤山"といい標高は329m。
この風景を見た瞬間にドキドキ感が一気に湧いてきた。すごい。
 
良質な建築石材を切り出した結果、鋸の歯のような形になった事に由来する。
東京湾要塞の建築資材や湾港設備、早稲田大学や靖国神社といった場所に使用。
良質な"房州石"が切り出された後の"乾坤山"をこれから辿ってみよう。
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比較的温暖な気候の千葉県房総半島とはいえ、季節によっては雪も積もる訳で。
こういった事態も想定して、最低限の装備で臨もう。スニーカーは危ない。
新登山道となっている、この車力道を利用して房州石を運び出した。
 
木製の荷車を使用して、ブレーキをかけながら石を下ろしていたのだ。
時々、登山道の石にはその際についた轍(わだち)が見られる。
車力と呼ばれる運搬員は1日3往復、それは女性の仕事でもあったという。
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登山道自体はさほど長くない。あっと言う間にT字路にぶつかる。
左へ行けば乾坤山(鋸山)の山頂。三角点が設置されている、正真正銘の頂点。
右へ行けば観光スポット"鋸山""石切場跡"へ続くハイキングコース。
 
せっかくなので、今回は登山に訪れた訳なのだから山頂をしっかりGETする。
しかしながら"のこぎり"山なだけあり、何度もアップダウンを繰り返す道。
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"乾坤山"(標高329.5m)山頂。建設省国土地理院が設置した一等三角点。
通称"裏鋸(うらのこ)"と呼ばれる登山道が奥へ続いている。
誰もいない山頂広場で少し休憩をとり、元来た道へ戻ることとなる。
 
途中に"東京湾を望む展望台"があるが、山頂からの眺望は少し乏しい。
せっかく山登りに来ているのだから、山からの眺望もしっかり楽しみたいものだ。
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先程のT字路付近の写真。要塞感がすごく出ていて迫力のある写真だ。
石切りの後であり、こういった場所が今後様々なところで見られる。
鋸山自体はロープウェイを使用したり、自家用車で登ったりできる観光地。
 
登山という視点で訪れるとまた違った鋸山の姿を見ることが出来て楽しい。
"千葉の名山 -後篇-"では、登山目的で訪れる"鋸山"を紹介したい。

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by alpha2024 | 2025-04-01 13:26 | 登山写真

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