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幕張 with Takumar

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最近の夏は猛暑が毎日のように続き、エアコンを活用しないと生命の危機。
暑い日は海。少しでも海が見たくなって千葉県へ向かった。




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海が見たくて千葉へ。でも、以前のように"御宿町"までは行けない。
そこで今回向かったのは、全国20市ある政令指定都市のひとつ"千葉県千葉市"
推計人口98万人弱の千葉市の海、人工ながらに砂浜まで用意されている。
 
遊泳可能な砂浜は、"稲毛海浜公園 いなげの浜"(千葉市稲毛区)のみ。
残りの"検見川の浜"(千葉市美浜区)と今回の"幕張の浜"(千葉市美浜区)は遊泳禁止。
今回は泳ぐことが目的ではないので、近場でよしとしよう。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
最寄駅は"JR京葉線海浜幕張駅"。ここから路線バスや徒歩でのアクセス。
JR総武本線稲毛駅・幕張本郷駅より"ZOZOマリンスタジアム停留所"へ路線も。
今回はカメラ散歩なだけに、最寄駅から徒歩で移動してみよう。
 
"幕張新都心"と呼ばれ、昭和61年にJR京葉線が開業してから次々と開発が本格化。
道路は計画的に敷かれ、横断歩道でなく立体的に歩行者と交差する。
"さいたま新都心"が街びらきするまでは、東京に近い近未来的な都市が幕張だった。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
言わずと知れた"千葉ロッテマリーンズ"の本拠地"千葉マリンスタジアム"の所在地。
名前が"QVCマリンフィールド"を経て"ZOZOマリンスタジアム"
プロ野球開催日でも幕張メッセなどの施設のイベント開催日でもないので静か。
 
幕張新都心を学校の教科書で"ウォーターフロント"という言葉でも学んだ。
過密都市の新たな開発区域としての湾港・臨海部を指して用いる言葉。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
昭和48年から昭和55年にかけて埋立工事が実施、"幕張新都心"の土地が完成。
埋立地のため地盤沈下や液状化などの問題が少なからず出ている。
先程の千葉ロッテのキャラクター像が設置されている付近も地面がガタガタ。
 
その埋立地に"JR京葉線"が開通したのが昭和61年(西船橋駅~千葉みなと駅)
東京駅まで全線開通したのは平成2年。一気に利便性が増した。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
猛暑の中、駅から"千葉マリンスタジアム"に向かって徒歩ルートを歩く。
前述の通り、この真っすぐの道も少し波打つように歪んでいることが分かる。
この間、東日本大震災など大きな地震もこの埋立地を襲っている。
 
色味に関しては全くいじっていない。先程から褪色している写真が多いだろう。
夏の強い陽射しのせいもあるが、これが"オールドレンズ"の写り方だ。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
ビジネス拠点として多くの企業が幕張新都心にオフィスを構えている。
本社機能を幕張に置く企業も多く、国際業務都市に相応しい住宅整備も周囲で実施。
併せて教育やレジャー機能もあることから、多くの宿泊施設が立地。
 
大小さまざまなホテルがあるが、"アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張"もそのひとつ。
幕張メッセのオフィシャルホテルのひとつでホテル単体として日本最高層。
客室数は2007室、タワー部は地上49階、高さ183m。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
"海浜大通り"から海浜幕張駅方面を臨む。レンズによる大幅な歪みが発生。
右の2棟が幕張テクノガーデン、多くの企業がオフィスを構える。
"インテリジェントビル"第一号として建設。ビル内は無柱化で大空間を実現。
 
右は"ホテルニューオータニ幕張"。こちらも幕張メッセオフィシャルホテル。
他にも"東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテル"らしい。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
海に近付けば潮の匂いがする。広大な"千葉県立幕張海浜公園"に到着。
海浜部は公園D・E・F・Gブロックとされ、"ZOZOマリンスタジアム"も設置。
街中にある"A・B・Cブロック"に較べると開発が雑な気がする。
 
海沿いには防風林として松林が設置され、松林はフェンスで覆われている。
ところどころに通路が設置され、"幕張の浜"への出入口となっている。
 
カメラ 40代
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
海へ続く松林のトンネル。フェンスが無ければもっと幻想的な風景なのだろうか。
手狭な東京都内に較べると広々とした土地が魅力の千葉県。
この公園は"レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ千葉"が開催された。
 
大規模なサッカー場やマウンテンバイクコースも設置、レジャー拠点となった。
幕張ではないが"ロックインジャパン"茨城県ひたちなか市から千葉県千葉市に移転。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
遊泳禁止の"幕張の浜"に到着。断っておくが綺麗な砂浜とは言えない。
元々は遊泳できたのだが、浸食による砂の流出が激しく危険な状態となっている。
千葉県企業庁は莫大な金を投入し続けて砂の補給を続けたが、完全にお手上げ。
 
消波施設がないため、どんどん波や風に浸食され続ける砂浜。
削られているため突然の深み、そして離岸流などで水難事故が多発している。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
浸食によりいびつな形をしている人工砂浜。その様子がわかるだろうか。
私は写真を撮りながら散歩するだけなので、特に不便を感じることなく訪れる。
海の向こうには東京湾の工場群・倉庫群が見え、遠く東京スカイツリー
 
千葉県船橋市に"ふなばし三番瀬海浜公園"があるが、大きさで言えば幕張だ。
幕張・検見川・稲毛と続く人工砂浜は開放感があって好き。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
人工砂浜で前述の通り浸食が激しく生物が棲むにも難しい環境と言われている。
それでも"ユリカモメ"をはじめとした海鳥の姿。鳥の足跡が綺麗に砂浜に。
先程の写真の防波堤に沿って多くの"ウミウ"が羽根を休めていた。
 
"大規模埋立により急激に自然海浜が失われたため、市民が触れ合える海を創出する"
私の言葉で噛み砕いているが、この目的自体は十分達成している。
保全のために莫大な市民の税金が投入された事は改善の余地がある点だ。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
波打ち際を歩いていると何やら砂の上に団子のようなものが無数に存在。
近くに穴があるのでカニや貝の仕業であることは容易に想像がつく。
 
やはりその主を目で確認しないとこの場から離れることは出来ない。
しばらく目を凝らして、この素敵な砂団子を作った主の正体を暴いてやろう。
幕張 with Takumar_e0425317_08545102.jpg
SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
やはり正体は"コメツキガニ(エビ目スナガニ科)"だ。完全に砂と同化している。
しっかりと写真に収めたのだが、撮影した自分もすぐに見つけ出せない。
有効画素数約6100万画素の"SONY α7R Mark4"でほぼ等倍トリミング加工。
 
彼らは砂を食べて、餌となる有機物を濾過した後に丸めて捨てる習性がある。
彼らの生きている証が砂団子である。散歩って楽しいですよね。
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SONY α7R Mark4 + ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm f1.4(M42)
死んだ魚の骨。何となく生きていた時代の大きさなどが垣間見れる姿だ。
基本的には東京湾の比較的奥の砂浜だけにゴミが目立つ。
さらには人工砂浜なのであまり水草は繁殖せず、青々とした草は打ち上らない。
 
しかし東京湾という海の中には、私たちが思っている以上の生物が生息している。
"汚い東京湾"に見えるかもしれないが、実際は以前より水質は改善。
水中生物にとっても良い環境を私たちは創り上げていかなければならない。
幕張 with Takumar_e0425317_08542777.jpg
望遠単焦点"Super-Takumar 135mm f2.5"で切り取った"幕張の浜"のワンシーン。
命にかかわる猛暑の中でも数人は浜辺に遊びに来ていた。少女たちもそのひとり。
幕張の海、東京湾の倉庫群、東京スカイツリー。全てを凝縮した1枚。
 
写真が多くなるので、続きは"続・幕張 with Takumar"で紹介したい。
最近の夏は本当に生命の危険を感じるレベル。無理をせず活動したいところ。

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by alpha2024 | 2025-03-10 09:30 | オールドレンズ

カメラと過ごす毎日を楽しむブログ。


by 野村 優 -NOMURA.U3-