千葉県安房郡鋸南町の"保田漁港"まで海の幸を求めてやってきた。さて、その後の旅の様子をお伝えしたいと思う。
先の旅程は決まっていなかったが、ローカル線で房総半島を１周するかどうするか。
半島となっている千葉県は、実は意外な抜け道が１つある。
"東京湾フェリー"が千葉県富津市"金谷港"から神奈川県横須賀市"久里浜港"を結ぶ。
この海の道を利用すれば、非常に効率的な移動が可能となる。
そして運航本数もそれなりにある。ただ天候に左右される事があるのみ。
SONY α7R Mark3 + FE 24-70mm F2.8 GM OSS(SEL2470GM)１駅電車で移動して"ＪＲ内房線浜金谷駅"。列車が去った後の駅に人気はない。浜金谷駅は千葉県の観光地・鋸山の玄関口の他、東京湾フェリー金谷港の最寄駅。 保田駅と同じような駅の造り、そして駅前から海を感じる空気。この駅からは海水浴場へアクセスできないが、船便を利用する人でにぎわう。そして港近辺には飲食店も多くドライブにも良いだろう。
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歩いて数分の"東京湾フェリー金谷港"。路線バスも乗り入れる交通の拠点。日東交通が、上総湊駅・竹岡駅・マザー牧場(鹿野山)。鴨川日東バスが安房鴨川駅方面。船とバスを乗り継げば、マザー牧場・大山千枚田・鴨川シーワールドへアクセス。 鉄道だけでは便の悪さは否めないので、東京湾フェリーも利用してみよう。"大山千枚田"は東京から近い棚田風景としてカメラマンにも人気。"ＪＲ外房線安房鴨川駅"からの便は多いが、金谷港からの場合は時刻表を確認しよう。
SONY α7R Mark3 + FE 24-70mm F2.8 GM OSS(SEL2470GM)海を眺めながら船を待っていると"久里浜港"からやってくるフェリーが接近。乗船券を購入して、お土産などを見がてら改札口へ向かう準備。便数も多く安価で利用価値は高いと個人的にはオススメ。ぜひ検討して欲しい。 東京湾フェリー公式ページ(外部リンク)－時刻表など確認は公式ページから。鴨川シーワールド・マザー牧場・三井アウトレットパーク木更津との割引乗船券も。またフェリー・京急バス・京浜急行線の連絡割引乗車券も自動券売機で販売。
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船旅は約４０分。航行中に客室からスマートフォンで撮影した写真。船の先を見ていると東京湾には多くの船が航行していて、複雑に交差している。大きく迂回して避けたりする姿を見て、東京湾の需要の高さを実感。 早朝はゴルフ客を乗せて、そして自家用車と一緒に利用も可能だ。東京湾アクアラインとは違う船旅の楽しさもある。
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途中で乗換えしながら京急線に乗って、"逗子・葉山駅(旧新逗子駅)"に到着。小さな１面１線の駅、名前の通り逗子や葉山エリアへの玄関口になる駅。ここから"ＪＲ横須賀線(ＪＲ湘南新宿ライン)逗子駅"まで徒歩連絡可能。 途中に乗り換えた金沢八景駅から神武寺駅付近までは鉄道マニアには有名な風景。三線軌条(レールが３本)であり、レール幅の違う車両も通行可能。金沢八景駅最寄りの総合車両製作所横浜事業所から車両を輸送するのに使用する。
今回逗子駅へ来た目的は、"ＪＲ横須賀線山の根踏切(廃止済み)"の視察。遮断機も警報機も無い踏切、ＪＲ東日本管内では６箇所しかない珍しい踏切。横断中の９２歳男性が列車に轢かれて死亡した事故があった。 私が目の前に立った時、渡ることに不安を憶えたが地元住民は慣れているらしい。遮断機も警報機も付けないで欲しい、踏切を無くさないで欲しい。開かずの踏切にならないよう、周辺住民はそういった要望を出していた。
実際に渡る際に構内線路を含めて約３５ｍの距離で７本の線路を横切る。
私が渡ったのは構内線路側から。最後の２本がＪＲ横須賀線の営業線(本線)。
もし列車が来た時、途中で止まり挟まれてしまうことが恐怖。
そもそもイヤホンをして日没直前に踏切を渡る不注意もしかり(当該事故死亡者)。
"山の根踏切"は廃止済み、現場を見て色々考えることが多かった。
利用者目線では怖い。現場に行かなければわからないことを小さな旅で体感。
