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ひらかたパーク

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江戸川の水運と水戸街道の宿場町で栄えた松戸宿。現在も住宅地として人気が高い。
そんな"千葉県松戸市"の中心地の"JR常磐線松戸駅"周辺を歩いた話。




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江戸川を渡ればすぐ、電車なら3分で"東京23区"に入ってしまう千葉県松戸市。
有名観光地としては"あじさい寺"として有名な"長谷山 本土寺"(千葉県松戸市平賀)など。
今回はよりマニアックな話。タイトルは"ひらかたパーク"としてしまった。
 
すいません。大阪府枚方市の大きなテーマパークではないのです。
千葉県松戸市にある児童公園にしても少し適さないような小さな公園を紹介。
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SONY α7R Mark2 + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
前述の通りで千葉県に入って1駅目。千葉県松戸市の"JR常磐線松戸駅"を降りる。
JR常磐線を走る"E531系交直流一般形電車"と背景には"伊勢丹松戸店"
"伊勢丹松戸店"は、平成30年(2018年)3月に閉店。"キテミテマツド"に変わる。
 
この場所は徒歩20分程度。"戸定が丘歴史公園"付近から撮影した写真だ。
付近の歩道橋を渡って、江戸川方面に出て散策を続ける。
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SONY α7R Mark2 + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
千葉県松戸市樋野口の江戸川河川敷に出た。江戸川の"常夜燈"が置かれている。
昔の物流拠点、鮮魚街道のターミナルで江戸への舟運で栄えた地だ。
付近は見晴らしが良く、遠く富士山や東京スカイツリーを眺める市民の憩いの場。
 
実はこの松戸の地にも建築物は残らないが"赤線地帯"があった。その名も"平潟遊郭"
線路の反対側、松戸市小根本"池田弁財天"も遊女が祈りを奉げた地として関連する。
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SONY α7R Mark2 + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
江戸時代より水戸街道の宿場町として賑わった松戸に残る遊郭の跡。
江戸川と坂川、樋古根川に囲まれたエリア。地名としては広域にわたる"松戸市松戸"
決して"平潟"の地名は残さないが、アパートなどにその名が残る。
 
松戸駅から近いエリアとあり、住宅地として開発が進み面影を残さない。
それでも当時から残っているであろう、巨大な柳の木。平潟遊郭のメインストリート。
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SONY α7R Mark2 + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
"平潟神社(水神宮)"(松戸市松戸2166)。隣接する"来迎寺"は遊女の投げ込み寺だった。
神社施設には寄贈した妓楼の屋号が刻まれ、寺にはたくさんの遊女の墓もある。
 
ストリートビューにて、現在の様子を確認すると前述の柳の木が伐採されていた。
残るはレトロな電柱が10本程度残されているぐらいとなってしまった。
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SONY α7R Mark2 + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
"松戸町遊郭"は、昔の地名で"千葉県東葛飾郡松戸町字平潟"に在り県内最大級だった。
駅から見て"松戸シティホテルセンダンヤ"の奥に大門。江戸川に向かって遊郭が続く。
 
ちなみに2022年頃に柳の木が伐られた事に続き、この"センダンヤ"も閉業したようだ。
新撰組・近藤勇が宿泊したと言われる宿だが、駅からのアクセスも悪く条件が悪い。
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"平潟公園"は昔の遊郭内に位置せず、遊郭田圃を埋め立てて開園したと思われる。
開園は昭和34年。売春防止法施行と共に赤線が廃止され、翌年に開園。
こうして"赤線地帯"(ほぼ公認で売春が行われていた地域)が姿を消していく事となる。
 
住宅街が広がると言うもののこの時は独特な空気が流れる土地であるような印象。
また時間があった時に"平潟遊郭"があった周辺を歩いてみようと思う。
 
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by alpha2024 | 2024-07-17 11:13 | カメラ (Full size)

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by 野村 優 -NOMURA.U3-