台東区谷中 -TOKYO-
2024年 05月 15日

新しい写真がなかなか撮影に行けない中、少し時間があったので"谷中霊園"方面を散歩。
正確には"東京都立谷中霊園"で東京都台東区谷中7丁目に位置する。
鉄道駅で言えば、JR山手線日暮里駅が最寄りでお隣の鶯谷駅や千駄木駅も近い。
"霊園"と聞くとマイナスなイメージを持たれる方も多いが、寺社も含め観光地もある。
また桜の名所としても知られ、桜の季節には多くの人が散策に訪れる(夜間には来ないだろう)。
また、同霊園には渋沢栄一・横山大観・鳩山一郎などの著名人が埋葬されている。

私のお気に入りのお店"一由そば 日暮里店"で腹ごしらえをしてから散策に出かける。
"太蕎麦(大盛)+ジャンボゲソ天"(650円)で幸せな気持ちになれる一杯だ。
いつも変わらぬ注文なので、今度"JKB(ジャンボかき揚げB)"でも注文しようか。
今回持参したレンズは1本。まだブログにて紹介できていない"カミソリマクロ"だ。
"SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art"。純正のマクロレンズもあるのだが。
日々のストレスに負けて購入してしまった1本だ。まだ全然使う時間がないのだが。

"JR山手線日暮里駅"の西口を出たところ。西口がいつの間にか新しくなっている。
上野駅から田端駅までの線路の西側は高台になっていて、見晴らしがよい。
赤羽駅の散策の時にも台地があったが、ここも"武蔵野台地"の際になっている。
3層式に改築された京成電鉄の駅舎が目立つが、何より"東京スカイツリー"が見える。
日暮里駅東口のバス乗り場から、東京スカイツリーへ向かうバスも運行されている。

少し歩いて"谷中銀座商店街"(東京都台東区谷中3)。平日の午前中で人はいない。
日暮里駅から続く"御殿坂"と"谷中銀座"を結ぶ階段は"夕焼けだんだん"と呼ばれている。
この辺りは猫がよくいて写真を撮りにも来たのだが、今はいなそうだ。
ちょうど"ミラーレス一眼"デビューをした際に、試し撮りに来たのもここである。
ここからソニーにハマッてしまったと言っても過言ではない。

少し駅の方角に戻り、駅前から"都立谷中霊園"に向かう階段を昇る。すぐに墓地が広がる。
お墓に向かってカメラを向けるとか悪趣味なことはしないが、前述の通り観光地も。
ここは"天王寺五重塔跡"。幸田露伴の小説"五重塔"の舞台になった場所だ。
"谷中五重塔放火心中事件"があった場所で、戦災を逃れた天王寺の五重塔が全焼した。
天台宗の寺院"護国山尊重院天王寺"(東京都台東区谷中7)もこの通り沿いにある。

前に述べた"幸田露伴 五重塔"は、テレビドラマにもなっており、私も何気なく観た。
五重塔跡の横にある"下谷警察署天王寺駐在所"もドラマに出てきたのをハッキリ憶えている。
この付近の桜並木は、春には美しく咲くので撮影にも来たいものだ。
"さくら通り"が霊園内を一直線に貫いており、遠景には日暮里駅前の高層マンションが。
新型コロナウイルス感染症も落ち着き、春には安心して桜が鑑賞できることを願う。

こちらも幸田露伴"五重塔"で描かれている"芋坂"(東京都台東区谷中7)と"芋坂跨線橋"。
この跨線橋を渡るとJRの線路を何本も越えて"東京都荒川区東日暮里"に出る。
日本鉄道(東北本線)が開通することで急な坂だった"芋坂"は分断されてしまった。
東日暮里の"羽二重団子"の店の横から、谷中方面の"善性寺"まで繋がっていたようだ。

台東区側(西側)から4本の線路は、"JR京浜東北線"と"JR山手線"の線路になる。
JR京浜東北線北行・JR山手線内回り・JR山手線外回り・JR京浜東北線南行の順序だ。
日中でもせわしなく電車が通過する4本の線路。東京を支える大動脈。
JR京浜東北線には、スカイブルーの帯をまとった"E233系直流一般形電車"。
JR山手線には最新型の通勤形電車"E235系直流一般形電車"がそれぞれ走っている。

天気のあまりよくなかった日、撮影した写真を"モノクローム写真"に加工してみた。
次の4本の線路は、JR東北本線(JR宇都宮線)の複々線の線路となる。
外側を走る線路が"JR東北本線上野駅"の高架ホームを発着する列車の線路。
主に今でいう"JR上野東京ライン"の列車が主に走行する線路だ。
対して内側2本の線路は上野駅止まりとなる地平ホームを発着する列車の線路。

最後の2本、一番東側の線路は"JR常磐線"の線路。さらに東側に京成電鉄が走る。
走ってきた列車は、上野駅を発車して日暮里駅へ向かう"E531系交直流一般形電車"。
JR東日本の一般列車で唯一、最高時速130キロ運転を実施している電車だ。
このまま芋坂跨線橋を渡りきると"JR常磐線日暮里駅"の南口はすぐそこだ。
上野駅まで歩いてもよかったのだが、少し時間が足りないので今回の散策はここまで。
by alpha2024
| 2024-05-15 00:00
| レンズ(マクロ)









