松戸矢切の桜
2024年 04月 28日
東京２３区から江戸川を挟んだお隣、千葉県松戸市から春の風景の記録。
２０１２年の春、車窓から気になっていた桜の木を撮りたくて長距離散歩を決行。
"ＪＲ常磐線金町駅"(東京都葛飾区)から江戸川を渡って、"千葉県松戸市"へ。
水戸街道として知られる"国道６号線"は、新葛飾橋で江戸川を渡り千葉県へ。
かつて"金町松戸関所"(東京都葛飾区東金町)付近にあった渡し舟で往来していた県境。
今は少し下流の橋で一直線に渡る。また下流には有名な"矢切の渡し"も。
この時期は、まだデジタル一眼レフカメラ"Canon EOS-7D"を使ってた頃。
長距離を歩く時はコンデジを携行。"CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR200"。
有効画素数１６１０万画素、光学１２．５倍ズーム(焦点距離24mm-300mm)。
ブログ掲載程度なら問題ないと思うかもしれないが、さすがに質の違いが判るだろう。
撮影センサーの問題もあり、少し写真の画質が荒いのは御了承願いたい。
国道６号線経由で"金町駅"から"松戸駅"を歩くと約１時間。電車だと約３分。
快速電車の１区間、"松戸駅"と"北千住駅"は約８分。歩くと約３時間。
実際に地震で不通になった時に歩いたことがあるが、鉄道の有難味を痛感。
新葛飾橋の松戸側、千葉県松戸市上矢切地点に桜の木があり、いつも気になっていた。
近くで見ると少し野性味の強い木だが、桜と"ＪＲ常磐線"を撮影してみた。
"ＪＲ常磐線(緩行線)"を走る"Ｅ２３３系直流一般形電車"は、地下鉄直通仕様。
仕様の違いは、"Series E233 -JR East-"(2022.10.09更新記事)でお伝えした通り。
桜の木の裏から電車が顔を出した瞬間を写真に収める。
午後だからというのもあるが、晴れてはいるが少し霞がかかった日だった。
午前中の空気の澄んだ時間帯に撮影してみるのも良いだろう。
まだ運用されていた"ＪＲ東日本 田端運転所"所属の電気機関車による貨物列車。
既にＪＲ貨物に売却された"ＥＦ５１０形交直流電気機関車"を一緒に撮影。
この形式の売却後の姿は"福井で撮り鉄"(2023.04.01更新記事)で紹介している。
思いのほか長い編成だったので、少しギリギリな構図となってしまった。
珍しい列車を記録できたので、"ＪＲ常磐線松戸駅"方面に歩いていこうと思う。
"千葉県松戸市上矢切"という地名を紹介したが、この周辺は"ネギ"の名産地。
"矢切ねぎ"というブランドで、なかなか流通しない貴重な特産品だ。
私は"松戸宿坂川河津桜まつり"(外部リンク)で炭火で焼いたものをいただいた。
他にも"北総鉄道北総線矢切駅"近くの飲食店で提供している店があるとか無いとか。
奥には閉校となった"千葉県立松戸矢切高校"(現矢切特別支援学校)。
ＪＲ常磐線に乗ると東京都を離れて千葉県に入った瞬間に長閑な風景が広がる。
そのまま国道６号線を歩くと"ＪＲ東日本 松戸車両センター"を見ることが出来る。
ＪＲ常磐線の電車が所属する車両基地で、配置車両数は４６５両。
決して広い敷地ではなく、全ての車両を収める事が出来るのか不思議に思うだろう。
ＪＲ常磐線我孫子駅～天王台駅に広大な"松戸車両センター我孫子派出所"を設置。
検査・修繕は本区、留置などは我孫子派出所で対応することで十分なようだ。
松戸駅方面に歩いていくと千葉県警松戸警察署付近に"松戸隧道"と松戸隧道交差点。
直上には"千葉大学松戸キャンパス"があり、国立大学唯一の園芸学部を設置。
園芸・造園空間の分野では、アジアで最も伝統のある高等教育機関となっている。
かつては"金町バイパス"となっていたが、現在はこちらが"国道６号線(水戸街道)"。
旧道は"旧水戸街道(県道５号松戸野田線)"となり、"流山街道"と呼ばれる。
こうして"ＪＲ常磐線松戸駅"へ到達し、今回の少し長距離のカメラ散歩は終了となった。
車窓から気になる風景は実際に歩いてみる。こういう写活も楽しいだろう。
by alpha2024
| 2024-04-28 23:29
| 風景写真 -千葉-
